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平成27年度新潟県発達障害者支援体制整備事業【県委託事業】
第2回 発達障害児の早期の気づきと支援のための研修会 アンケート結果
講義
アセスメントツールの紹介 「M-chat」「PARS」, 気づきからの支援
講師
有川宏幸氏(新潟大学 教育学部 准教授)
実践発表
佐渡市相川支所市民課 主任保健師 石井瑠美子氏
日時
平成27年12月2日(水)
会場
新潟県自治会館 講堂
出席者数
91名
アンケート回収数
86枚(回収率 94.5%)
1. 所属についてお尋ねします。
保育園…40人
行政…16人
相談支援事業所…11人
幼稚園…10人
児童福祉施設等…6人
成人福祉施設等…1人
その他…1人
(児童発達支援・放課後等デイサービス事業…1人)
未記入…1人
2.職種についてお尋ねします。
保育士…43人
幼稚園教諭…9人
保健師…7人
支援員…6人
ケースワーカー(相談員)…4人
介助員…1人
その他専門職…13人
(相談支援専門員…5人)
(言語聴覚士…3人)
(副園長…1人)
(児童発達支援管理責任者…1人)
(作業療法士…1人)
(看護師…1人)
(介護福祉士・支援員…1人)
その他…2人
(園長…1人)
(福祉事業所…1人)
未記入…1人
3.本セミナーの情報をどこでお知りになりましたか。
職場内掲示回覧…55人
職場内掲示回覧…45人
所属メール配信…27人
法人からのお知らせ…5人
知人からの紹介…2人
公共機関掲示…1人
その他…5人
(上司のすすめ…3人)
(前回、参加した職員の勧め…1人)
(職場内紹介…1人)
未記入…1人
4.本日の研修のご感想・ご意見などをお願いいたします。
【保育園】
早期発見の大切さを知りました。職員間で情報を共有して、早期支援につなげていきたいと思います。
有川先生の講義は分かりやすく、発達障害児の早期の気づきの大切さがよく分かりました。M-Chatの質問項目を知っていることで、子どもを見る視点が明確に持てると思いました。佐渡相川の取り組みが、やがて全県に広がってくれればと思います。1才半健診で早期発見できるように保健師さんと保育園で連携していけるとよいと思いました。グループディスカッションは、同じ地域の取り組みや悩み事を聞くことができて、大変参考になりました。
M-Chatが不通過で、第2スクリーニングの時点で正常の場合(ケース)があるのか、ないのか?
発達障害児に対しての支援体制等、現状況を理解することが出来た。受け入れる→関わる側の姿勢について、いろいろ考えさせられた。診断は生活の質を今よりもよくするものでなければいけないという点に共感。これらを知識として持ち、保護者にアドバイス出来ればと思う。
自閉症スペクトラム障害児とはということで、基礎的なところからわかりやすく説明してもらい、よく理解できた。早期発見の大切さや気付きの観点は理解できたので、次回があれば実践における具体的支援の仕方、関わりについて教えていただきたい。
アセスメントツールを導入して、自治体の体験談を聴けて、とても参考になった。また、課題もあることが分かって良かった。アセスメントツールの有効性が早く広まることを願います。グループワークにより、他地区の実情がわかってとても良かった。(阿賀町、M-Chat導入済など)
有川先生のお話は、簡潔でとてもわかりやすく、良かったです。園に持ち帰り、職員で共有していこうと思います。また、相川の石井保健師さんのお話もとても勉強になりました。M-Chatは、Key Wordだと思います。ありがとうございました。
大変勉強になり、ありがとうございました。有意義な時間でした。
M-ChatとPARSは、初めて聞いたので必ずチェックしてみたいと思った。共通理解につながるので、その後も適切な援助ができるので良いと思う。もっと広めていけたらいいなと思う。地域ごとのディスカッションは、とても身近に思え、良かった。
とても勉強になりました。グループディスカッションでは先輩方にたくさんアドバイスをいただいて、大変これからのためになりました。知識を深めて、子どもたちのために日々、1日1日を大切に保育していきたいと感じました。
日々、保育にあたっている中での子どもたちの発達に関しての違和感、何かの発達のめやすでチェックしていくことをしています。M-Chatの項目も頭の中に入れていきたいと思っています。チェックが一人歩きしないように、どう関わったらよいかに繋げていきたいと思います。
M-Chatというものを初めて知りました。経験年数に関係なく、判断基準となるものなので、活用したい。保健師の方に健診で取り入れていただくとありがたいと感じた。診断の為のというよりも、これからの生活の質のためということに強く考えさせられた。
グループディスカッションの時間を長くしてほしい。
M-Chatの活用、自分でも学びたいと思います。家庭環境・思考の多様化の中で、保育環境は進化もし、退化もしていると感じています。
有川先生の講義はとても分かりやすかったです。時間をかけてもっとお聞きしたかったです。M-Chatを実際に活用されている相川支所の保健師の方のお話もとても参考になりました。
“自閉症スペクトラム障害”という言い方になっていくという話と合わせて、スペクトラムという意味付けを改めて考えた。自閉症児を調べるものだけでなく、「生活の質」が向上できるための、早期の手立てができるように、ツールの使い方が大切なのだと思った。
M-Chatの中身を読み、今後の保育の中で活用できるようにしていきたいと思います。ありがとうございました。
とても勉強になりました。保育者としてM-Chatのしくみを知識として知っておくことを、職場で共有したいと思います。行政の方とのディスカッションが特に良かったです。行政区ごとに分けていただいたのも良かったです。
とても良い研修でした。ありがとうございました。
沢山のことを学ぶことが出来ました。自分自身の知識を深めたいと思いました。ありがとうございました。
M-Chatのツールの話を聞いたことはあったが、生活の質が向上するための使用ならばよいが、保育士には“手がかかる”“障がいでは”という考えをする人も多く、「当てはまる!」「やっぱり!」という目的だけの使用にならなければよりよいツールになると思った。クラスに自閉症の疑いの児がいるので、あてはめてみたい。
M-Chatなど、これからの保育の参考になることが知れ、大変有意義でした。グループディスカッションも勉強になりました。違う職種の方の意見は大変ありがたいです。ありがとうございました。
とても有意義でした・M-Chatは様々な立場の職員がいる近年なので、発達段階の共通理解を深めるために役立てたいと思います。
M-Chatの項目をしっかり確認して、何をチェックしているのか、不通過した項目について、子どものつまづきをよりよく発達していく為に、どのように関わっていくか、それをどのように家庭に返していくかを保育士が同じ思いで保育していけたらなと思いました。
M-Chatの有効性を知ったり、導入している地域があり、その評価も知ることができて良かったです。また、ASDの特徴等についても再度確認することができました。グループワークでは、違う職種の方からの意見を聞くことができたり、情報交換をすることで視野が広がったように思います。ありがとうございました。
M-Chat、初めて聞きましたが、保育の中で参考にできるものではないかと、とても興味を持ちました。
自閉症スペクトラムに関して、整理して考えられた。著書もぜひ購入して読みたいと思いました。
【行政】
早期発見しても、つながっていく支援のルートがないと始まらないというお話が印象に残りました。お子さんはもちろん、親御さんの支援の大切さを改めて感じました。
参考になりました。
GWのテーマがざっくりしていて、メンバーの捉え方が違ったのか、少しズレていろんな意見があり、まとまらなかった。司会と書記は○番の方お願いしますともう決めてあった方がGWの時間が減らず、いいと思います。「Gグループの中で一番若い番号の方」とか決めてくれる勉強会もありました。
M-Chatを活用したい。活用できたらいろいろな障がいを持つ子どもたちへの支援が広がるのではないかと思いました。
M-Chatの活用について、健診での取り組みを聞けて、参考になった。地域性によって、保護者の捉え方も様々だと思うが、実践してみての情報はとてもためになった。
早期の気づきの大切さを改めて考えさせられました。
講義・実践内容も充実していましたが、地域ごとでのグループも今後につながっていくきっかけになると思い、良かったです。
日々、様々なツールを活用しきれず、数値・プロフィールが独り歩きしているなぁと反省しました。やはり活用するには、子どもの姿を見ること、見るための視点・知識が必要なことを実感しました。相手が納得できる説明ができるようにならないと確かにツールは活用できません。佐渡市の発表で、「よい」と思ってすぐに勉強して取り組むスピーディーさに驚きました。すぐにM-Chat学びたいと思います。
M-Chatの有効性を感じた。是非、まず自分が有川先生のホームページをチェックさせていただきたいと思います。佐渡の保健師さん、お疲れさまでした。
ツールの使い方について、改めて確認することができて良かったです。GWが地域ごとだったので、近隣市町村の取組みが知れて良かったです。ありがとうございました。
子どもと保護者を支援するために、有効なツールについて学ぶことができた。発達の意味を支援者も今一度確認し、保護者と共有しながら気付きにつなげていけたらいいなと思った。
PARSの内容をもう少し詳しく知りたかったです。有川先生のM-Chatの内容を支援者が頭に入れておくことが大切と聞き、とても参考になりました。市の保健師ががんばらないと思ったが、園にも伝えていきたい。佐渡市の実践発表の内容がとても良かった。もっと県が市町村を引っ張って。
講義・実践発表はとても分かりやすく参考になりました。
M-Chatの有効性を知り、まずは見てみたいと思いました。子どもに関わる側のいろんな職種が見る目を持つことで、早く気付くことができ、保護者と一番近い関係にある人が、できるだけ早い段階で支援につないでいけるといいと感じました。
佐渡市のM-Chatを使用しての取組みを知ることができ、とても参考になりました。発達の遅れを早期に発見できるように、今後役立てたいと思います。
【相談支援事業所】
M-Chatの活用があることを知りました。自閉症について少し理解できました。とてもわかりやすいお話で良かったです。
M-Chatの各項目を子どもの発達を見ていく上での視点とするという有川先生の言葉がとても納得できました。
アセスメントツールが生活の質を下げてはいけないという、有川先生の言葉が印象に残りました。障がいを受け入れることの難しいことが大変な保護者もいらっしゃいます。
保健師さんの参加が少ないのは残念でした。特に規模が大きい市は様々な問題が多いので、聞いてほしかったです。PMは健診と重なっているようです。曜日を変えると良いのでしょうか。同じ内容で、またひらいてほしいです。有川先生の話も、保健師さんの話もとても分かりやすく、良かったです。
M-Chatについて勉強してくるようにと上司に勧められて参加しました。これまで、M-Chat・PARSについては存在すら知らなかったので、とても勉強になりました。また、対象が「児」だったことは、とても興味があり、参加できて嬉しく思っています。
障害児が障がいサービスを利用する際のサービス計画作成が必須になったことで、少しの関わりがあるようになったのだが、今まで基礎的な知識がない為、今回の研修に参加させてもらった。親御さんも含めての今後の支援に役立つと思った。
障害児の関わりが少ない事で、これからの関われる機会に役に立てていきたいと思います。
障害児との関わりを持つようになって、まだ日が浅く、アセスメントツールの紹介から児の発達・月齢によっての成長について、基本的なことを学ばせていただきました。お子さんと関わる先生方の声はなかなか聞く機会も少ないので、とても参考になりました。親御さんの心理や保育園さんの思いを聞き、相談支援の関わりが身近なものになると良いと感じさせられました。
自閉症スペクトラム障害がどういうものなのか、改めてしっかりと知ることができました。また、M-Chatの活用を通じて佐渡での連携の様子がよく分かり、参考になりました。
【幼稚園】
とてもわかりやすいお話でした。指さしをしないということの意味の話から、子どもたちの行動の意味していることをしっかりと見ていかなければいけないと思いました。グループワークで、自分の市でもっとこうしていきたい、いけたら、という話をたくさんすることができました。できるところから少しずつでもやっていけたらと思います。ありがとうございました!
今、聞きたいなと思っていたことを聞けて、とてもためになりました。寄り添い続けること、連携の大切さ、伝え方、学べました。
有川先生のお話はとてもわかりやすく、勉強になりました。M-Chatは園に戻り、職員全体で共通の判断材料として活用していきたいと思います。佐渡相川の石井さんのお話は事例を通して、どのような年齢の時にどのようなアプローチをしたか等、とてもよくわかり、良かったと思います。
とても参考になり、勉強になりました。また有川先生のお話を伺いたいです。ディスカッションも有意義で、教えられた事も多かったです。ありがとうございました。
グループ討論で様々な立場の人が似たような経験をしているので、よい情報が得られた。
「地域で暮らす」ということをテーマに研修の最後に、保育園・幼稚園の先生、発達支援センターの方と情報交換し、大変勉強になりました。地域とのつながりでなるほどと思うことも多く、今後に役立てていきたいと思います。
【児童福祉施設等】
とても良い研修をありがとうございました。今後、実際に取り入れていけるツールとして、M-Chat、PARSを知ることができ、良かったです。今後も是非研修の機会をいただければ有り難いです。
有川先生の話はとても優しく、わかりやすい内容で良かったです。石井さんの話はやりやすさと共に、大きな地域での行うことの危機感も感じました。保育園でのフォローがなされるのか、保育園への負担も増えるのかなと思いました。
放課後事業など、知らなかった情報を得られて良かった。M-Chatの利用法、目からウロコでした。
グループディスカッションでは、実際の園での問題、取り組みについてお話を聞くことが出来て良かった。
M-Chat・PARSという有効な支援ツールを知ることが出来た事が、とても良かった。
日頃、同じような悩みを持って働いている方たちの現状や情報がうかがえて、共感することが多かったです。ディスカッションの時間が短かったので、これからというところで話が終わってしまって残念。もっと色々と現場の声を聞きたかった。
【成人福祉施設等】
施設で使用できるツールかと参加してみましたが、実際はデイを使う前のツールでした。しかし、ツールの内容を理解しておくことで、今後就学した子どもの生育歴として参考になると思いました。ディスカッションで再度気付けたことはとぎれない就学後の支援が必要と思い出せたことです。貴重な時間をありがとうございました。
【その他】
全体的に皆さん、保護者への気付きをどのように促すかを悩んでいたように思いました。やはり、関係機関が情報を発信していくことが必要だと考えました。
5. その他、気づいたことがございましたらご自由にお書きください。
もっと話を聞きたいと思いました。保護者の方に、相談機関を勧めやすいように、ディベロップへの見学(保育園の職員)や、また園への訪問をしていただけたら、とても嬉しいと思います。ありがとうございました。
区ごとにGディスカッションができて良かったです。出逢いを大切にしていきたいと思います。
グループディスカッションより、いろいろな立場の意見が聞けて良かった。つながりの大切さを痛感した。いろいろな機関と連携することの重要さも再度認識することが出来た。
駐車場がなく、自分で探してくださいと言われました。仕方ないのかもしれませんが、さみしい気持ちになりました。
グループワークですが、いろいろな方の話を聞くことが出来ました。リーダー決め、司会進行など、すぐに決められないグループもあるので、司会進行・発表者をあらかじめ決めておいてもよいのではとも思いました。発表者が前に出るのは非常に緊張するので、グループのところで発表でもよいのではないでしょうか。聞いていて少しかわいそうに感じました。
グループワークにつきましては、初めは「エーッ」という思いでしたが、同じ地区の先生や看護師さん達からの意見交換もあり、とても良い情報やアドバイスがあり、ありがとうございました。
保育園・幼稚園から学校の情報はいくが、児発や放デイへの情報は相互に薄いように感じます。そのようなネットワークの形成もしていかなくてはならないと感じました。
グループワークで他の園の事例等を聞くことが出来て良かったです。また、近い地域でのグループだったので、支援センターの場所など共通部分が多く良かったです。
ツールの項目を独自に取り入れて、アセスメントツールを作ることは良いことなのでしょうか。現在は、成人でもない、幼児でもない、アセスメントに悩んでいます。途切れない就学支援にも気付けたため、学校関係者が少ないことが残念に思えました。
他職種の方のグループワークの発信はとても参考になりました。それぞれの立場でのそれぞれの思いがあるのだと改めて感じました。
グループワークで参加された皆さん、とても熱心で、この場で勇気をもらう事ができました。(日々の業務は大変だが、改めて今後について心強く思えた)
グループディスカッションは他の方の意見が聞けて良かった。子どもへの関わりのための機関などやツールなど、まだ知らないこともあるので、もっと知りたいと感じた。保護者の方への情報提供も大事だと感じる。
悩み・思考し、その子の為の保育、将来を見据えての展望をもってチームワークで乗り切りたいと思います。あきらめない…これが第一です。
グループワークは、「1時間長い!」と思いました。が!!、やってみるとあっという間に過ぎ、他地域の方と児童福祉のあり様をお互いに情報交換でき、刺激を受けました。ありがとうございました。支援者は常に勉強しなくてはいけません。
M-Chatの存在を初めて知りましたが、ツールが一人歩きしてしまうのは大変危険なことだと思った。支援に活かす、早期発見というのが目的というのを忘れずに、園でも子どもをより知る為に使っていけたら…と思った。グループワークでは、各園がそれぞれ悩んだり工夫したりしているのが聞けて励みになりました。情報交換ができる、このような場はとても貴重でした。
沢山の所属の人が集まっており、ディスカッションができたことが良かった。親の受容がテーマでした。
ディスカッションは人数が多いと話が進みづらく、まとまりにくいと思いました。
とても分かりやすい研修会でした。ディスカッションのテーマが、決められてないほうが話しやすいのでは?と感じた。
価値観について。個人の価値観ではなく、園の方針と保護者が頼んでいる機関の方針との違いです。ぶつかり合うこと、これからあるかも知れません…。
今後も「児」の研修会の開催を希望します。
乳幼児に現場で関わる出席者の方々のお話も新鮮で、熱意を感じて良い刺激をいただいた。
早期に気付く事で家族の不安も軽減し、本人・家族の「生活質」の向上につながる事も勉強になりました。
最後のまとめで有川先生が、知識の差があるのは保護者だけではないという話、まさにその通りです。教職経験者どころか、無資格者がどんどん増え、支援の必要な子に補助としてついています。教育の必要を日々痛感しています。