- 日時
- 2013年8月3日(土)
- 会場
- 新潟市総合福祉会館 大集会室
- 講師
- 東條 恵氏(新潟県はまぐみ小児療育センター所長)
- 参加申込者数
- 61名
- アンケート回収数
- 50枚(回収率 82%)
1.所属についてお尋ねします。
- 保護者…14人
- 保育士…9人
- 幼稚園教諭…6人
- 教師…5人
- 保健師…2人
- その他…14人
(障害者支援施設・支援員…1人)
(教育関係者…1人)
(当事者…12人)
2.本講演会の情報をどこでお知りになりましたか。
- チラシ・ポスター…19人
- 知人に紹介されて…7人
- HP…6人
- その他…14人
(学校から…2人)
(施設の連絡…1人)
(職場…4人)
(スタンバイから…3人)
3.本日のセミナーのご感想、ご意見などをお願いいたします。
【教師】
- 基礎の大切な内容をわかりやすく説明して頂きました。自分でわかったつもりになっていたことも、改めて学んで学び続けることの大切さを感じました。
- 中学校でも自閉傾向の子がふえています。なかなか人間関係をつくることができず、不登校になっているケースも複数あります。こうした子たちのためにも教師こそが、今月のお話のような内容を学ぶべきであると考えました。校内に広げていきたいと思います。
【保護者】
- 理解しやすい説明で良かったと思います。
- ASD4歳男児をもつ親です。すでに今、かむ、つねる、たたく、つばを吐くなどの素行障害があります。それに対し、私は(何度もおちついた状態の時に話してはいるのですが伝わらないので)イライラしてしまい、怒り声を出して叱ってしまいます。私自身がかわらなければ、成長しなければ、子供も変わらない。と実感しました。
- 東條先生の本は読んだのですが心の理論がよくわかりませんでした。今回とてもよくわかりよかったです。
- 高機能自閉症の小学1年生(女子)の母です。積極奇異型でADHD症状もあります。薬を考えたこともあります。支援級在籍(週11時間支援級)ですが、落ち付いた状態の時は通常級で過ごしています。人との距離感、関わり方に困難があり、大好きな子に突然抱き着いて泣かせてしまった事もあります。東條先生のセミナーは3度目になりますが、今回は、下の子(3才男子)のことも考えながら、聞かせて頂きました。下の子も目立った行動があり、ADHDかな?そうだろうと感じています。下の子は医学的診断は受けていませんが、家庭ではスキンシップの時間を増やしたり、注意の仕方を変えたり考えながら関わっていきたいと思いました。?
- 私の子供が8月で6才ですがはまぐみに受診したり、はぐはぐで支援を受けたりしていますが、本を読んだりしていてもなかなか頭の中に浸透しない感じがしていました。今日は直接セミナーでお話を聴かせて頂いてわかりやすくて助かりました。自分は36才で今ごろ発達障害ではないかと思い始めていますが、自分をよく知って、感情のコントロールをしながら子供を育てつつ親として育っていきたいと思います。
- すごく分かりやすいお話で、親が気をつけること、子供にとって必要なこと、を具体的に教えてもらえた気がした。
- 自閉症スペクトラムについて、分かりやすく説明していただき、ありがとうございました。具体的にこういう時はこう対処するなどもっと対処方法が聞ければよかったなと思いました。
- 初めて聴講いたしました。具体的にわかりやすく説明していただき、ありがとうございました。子どもの様子を冷静に判断しながら、あたたかい気持ちを持って、対応したいと思いました。なかなかできずに、保護者としてつらいですが、今日のお話を思い出しながら生活していきたいと思います。
- 基本的なところを理解することができました。ADHDの事も今までより理解が深まりました。薬での治療の選択も考えても良いのかな?と同時に、それについても勉強してみたいと思いました。
- 本日のセミナーをうけ、脳の仕組みや自閉症スペクトラムについて理解が深まった。とても参考になりました。そして今まで自分たちが子に対して行ってきた事(自閉症を理解しようとして考えた行動が)良かったのだと、自信がもてる点もあった。自閉症の子どもをもった事で、親も自信を失ったり、不安になることはありますので…。でも本日のことをまた生活にとり入れ、前向きに子と関わっていきたいと感じました。ありがとうございました。
- 自閉症についての医学的な立場からの新しい見識を知り、感動した。特に質疑の中で、教育と親と医療の連携について積極的に発言された内容は素晴らしかった。私たちはもっと学ばなければならない。
【保育士】
- 心の理論の学習に向けての事例のお話「ありがとう」と言わないからと首をしめたAくん。今、年中児のクラスを担任しているので同じことがあります。『トラブルを学びの場にし、くり返し説明してあげる』実践したいとおもいました。
- 今日はありがとうございました。まだまだ知識が足りないなあと、また勉強です。これからまた頑張ります。
【幼稚園教諭】
-
- 具体的に自閉症スペクトラムの話をしていただいたり、支援などのお話が聞けて良かったです。クラスでも少し気になる子どももいるので、お話を参考にしながら関わっていこうと思います。
- 初めて聞くことも多くとても勉強になりました。特に叱る、誉めるという所では分かっていても集団では叱る(注意)という形になってしまうことがあります。もっと意識していかなければならないと感じました。自閉症だけでなくADHDの話も含め聞くことができ良かったです。
【その他】
- 健常のように生活していながら、苦しんでいる方がたくさんいることを学びました。環境調整の大切さは重々、その上で個人内も環境調整を行っていけば、少しでも生きやすくなるのだろうと思います。さまざまなためになるお話をきかせていただきました。(障害者支援施設・支援員)
- 東條先生の講演はすごく分かりやすかったです。定型発達、非定形発達問わず、その人がその人らしく生きていくために、社会環境を作っていくことが大事だと改めて思いました。(教育関係者)
- 分かりにくい所や誤解されやすい所を分かりやすく説明してくれていて良かった。(当事者)
- 私はアスペルガー症候群の当事者で、心の理論の未発達により、今まで苦労してきました。自閉の症状は、ADHDと違い、薬で治らないという悲しい現実がありますが(私はADHDの診断は受けておりません)きちんと受け入れて、1つ1つ学習するしかないと思っています。(当事者)
- やはり発達障害者は多数派に比べて圧倒的に苦労するというのが正直な感想です。下等といったらいいすぎだと思いますが、それに近いモノなんだとより一層実感しました。学生の時に「障害じゃん」という言葉がでていましたがそれが世間一般の常識のようです。(当事者)
- 具体例も多く分かりやすくまとまっていた様に感じました。資料は少し解りづらい部分もありましたが。(当事者)
- いろいろと役に立つ、ためになる話があって良かったと思う。テキストの中の"みんなちがってみんないい"という言葉が印象に残った。もっと発達障がいの理解や知識を深めたほうがよいと思った。(当事者)
- 入門的内容の講義で、正直物足りませんでした。しかし、何事も基礎は大切なので、これはこれで良かったと思います。質疑応答で先生の熱い想いや生々しい実態が語られて良かったです。(当事者)
4.その他、気づいたことがございましたらご自由にお書きください。
- 保育、教育の方々をはじめ支援して下さる方々、親からの立場としては、子供の状態、様子をすべて教えて欲しいです。子供のことを知りたい。知らなければ、前に進めないからです。子供が良い方向で前に進む為に、協力して一緒に考えて、進みたいです。
- 総合福祉会館にはじめてきたのですが駐車スペースが少ないので大変です。大集会室は広さがちょうどよく感じました。
- 上の子(小1女子)本人には「自閉症」や「発達障害」である。ということは伝えていないのですが、つい最近、本人の口から「発達障害」という言葉が出てきました。私の知らない所で誰か大人が本人の前で言ったのだと思います。本人への告知の時期について悩んでいる中、衝撃的な出来事でした。東條先生から発達障がい支援法というお話がありましたが、学校教職員や保育師、児童と関わる指導者の認識対応はどうなのか、疑問を感じる場面もあります。もちろん、真剣に応えて下さる方も多勢いらっしゃいますが。
- 私の子供は時々暴力的ですが、質疑応答で高校生のお話を聞いて、自分の子供がそういう風に育ったらどうしようと私の親としての責任を強く感じ、今のうちにどうしたら良い方向へ進めるか…様々な支援を求めつつ自分も強くならなければと思いました。
- 東條先生のお話をうけて、様々な立場で現在考えていることを交流する時間などあるとおもしろいと思いました。また、勉強させていただきたいと思います。本日は、ありがとうございました。
- 今回初めて知りました。このような講演などがたくさん聴講できるとありがたいと思いました。ありがとうございました。
- ありがとうございました。
- 目の前にいる2次障害が発生している子供達と接していつも思うのは、彼ら彼女らの生きづらさをいかに軽減させることができるのかということです。今日のお話はこの問いに対する様々なヒントがちりばめられていました。今後、現場で今日得たものを活かしていきたいと感じました。
- 情報を制限する対処があるとは思わなかった。
- 歴史上の人物を発達障害とみなすことに関しては様々なことを調べて慎重に考え、断定は避けるほうがいいと思っています。自閉症スペクトラムのうちどの程度がADHDであるかは、もっと調査の余地があるかなと思っています。(半数以上というのがとても意外でしたので)叱られてもうれしいという子供がいることが、私には驚きでした。
- 幼少期の発達、支援の重要性を感じました。
- 自閉症などの発達障害、さらに精神障害についての当事者(親も含む)の知識が不足している。特に医学的な面より、法律などの社会的な方面で、必要性を感じる。学校教育の中に、障害に対する基本的な教育がなされていないことが大きな問題だと思う、薬でできることなどほとんどない、と思って欲しい。